安田会長挨拶
令和6年8月11日
皆さん、こんにちは。私こと安田はこの程一般社団法人愛知県腎臓病協議会(以下愛腎協)の代表理事会長(13期5代)に就任いたしました。宜しくお願いいたします。 つきましては、一言、会員の皆様へご挨拶を申し上げます。
愛腎協は、大阪万博の年1970年の9月に透析患者100人程度で発足した「愛知県人工腎臓友の会」に始まります。1971年6月には全国の透析患者会が結集して「全国腎臓病協議会」が結成され、その年の10月には腎疾患対策を要望して「第1次国会請願署名活動」が実施されました。その甲斐あって1972年1月に政府による腎不全対策・人工腎臓整備5ヵ年計画が決定され、同年10月には腎機能障害者にも身体障害者手帳が交付され、透析治療にも厚生医療・育成医療が適用となり、高額な透析医療費の自己負担が救済されました。
ちなみにこの年6月には「全国難病患者団体連絡協議会」が結成され、11月に「愛知県難病患者団体連絡協議会」も発足し、愛腎協も翌年の7月に愛知県難病連に加盟しました。
1981年に愛知県人工腎臓友の会は「愛知県腎臓病患者連絡協議会」と改称し、2011年に社団法人化。法人法改正の下で2013年5月に「一般社団法人愛知県腎臓病協議会」へと改称し、初代・片山会長、2代・小野田会長、3代・奥村会長、4代・伊藤会長を経て、安田は5代目となります。
ご承知の通り愛腎協は透析患者の治療と生活に関わる切実な要求の実現を目指して、 愛知県並びに市町村行政に対し懇談会・陳情・請願等の働きかけを行なって来ました。勿論、現在も連綿と続いています。続けているからこそ今ある透析患者の立場が守られているのです。
愛腎協も間もなく55周年を迎えます。透析患者諸先輩や医療関係者、行政の皆様方のこれまでの努力と苦労に感謝を忘れずに、愛腎協会員・役員の高齢化による新たな課題に目を逸らせず真摯に対峙し、少しでも改善されるよう努力して参る所存であります。
私たち透析患者と家族の命と暮らしを守るには、やはり皆様御一人おひとりのご理解とご協力が不可欠であります。愛腎協の直接活動にはまだまだ元気な役員が担って行きます。
従って、皆様には①いつまでも元気で透析治療に通っていただくこと、②愛腎協にご入会賜ること、③請願署名を正しく記入し数多く集めて頂くこと、の3つを心がけてお過ごしくださるよう、この場を借りて衷心よりお願い申し上げますと共に、感謝の挨拶とさせていただきます。
一般社団法人 愛知県腎臓病協議会
2024年度・2025年度代表理事・会長
安田 明義 拝