2022年活動報告
◆東尾張本部の活動報告
【瀬戸・尾張旭腎友会設立総会】
◆開催日:11月20日(日)
◆会 場:尾張旭市渋川福祉センター 3階 研修室
◆参加者:30名
◆第1部 設立総会
瀬戸・尾張旭市の透析施設(7施設)の透析患者(約500人)の医療制度や社会福祉制度を守るため結成しました。
◆第2部 医療講演
透析患者における転倒の危険性について森敏彦先生(偕行会ウェルネスセンター)に運動実技と講演をしていただきました。
【春日井地域腎友会総会・東尾張本部大会】
◆開催日:12月11日(日)
◆会 場:グリーンパレス春日井
◆参加者:20名
医療講演はとてもわかりやすくリンは寿命に大きく関わるため、食事や薬についてお話しがありました。
良いシャントは「ザーザーザ」悪いと「ザッザッザッ」と連続音「キューキュー」や「シューシュー」という音がします。止血時間が長い場合やヘモグロビンが12以上ある場合もシャントが悪くなる原因になります。
バイアバーンというシャントの新しい治療についても紹介がありました。
◆<プログラム>
第1部「春日井地域腎友会総会」
第2部「懇親のつどい」
①来賓挨拶 ②感謝状表彰式 ③長期透析者発表 ④2022年度活動報告
第3部「イベント」
1.マジックショー
マジシャン:三岡大(森林公園通クリニック代議員)
2.医療講演
講演:「より良い透析ライフの為に リンの管理方法等」
講師:成瀬友彦先生(春日井市民病院院長)
◆愛知県県議会議長に陳情書を提出しました。
◆日にち:2022年12月1日(木)
◆場 所:愛知県議事堂愛知県県議会議長室
◆参加者:愛腎協:伊藤会長、高橋事務局長、小久保本部長、高木本部長、三岡監事
名古屋市腎友会:鈴木会長、井上さん、服部さん
◆陳情項目
- 重度心身障害(児)者医療費助成制度に対する県単独事業の継続をお願いします。
- 高齢患者の通院支援・合併症を伴った患者の医療療養型病床の存続ならび、特別養護老人施設の入所等総合的に配慮して頂けるようお願いします。
- 腎移植と腹膜透析導入の推進と共に障害者雇用対策の充実をお願いします。
- ケースワーカ―ならび「ピアサポート」の人材を確保してください。そして高齢患者に1日1食の透析食をお願いします。
須崎かん愛知県議会議長に、2022年度透析患者の「生命とくらし」を守るための陳情書を提出しました。新たに追加した陳情内容についても説明しました。
高齢の透析患者が増え、食事をせずに透析を受けられる方が多くなったため、1日1食(透析食)が食べられるようお願いしました。
須崎かん議長からは「しっかり応援していきたいと思います。新型コロナウイルスの影響により病院も経営が厳しい状況であるが、透析食についても検討していきたいと思います。総合経済対策で値上げしたものに対して手当していきたいと思います」と述べられました。
◆第11回定期大会を開催しました。(各本部分散開催)
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため定期大会を中止しましたが、今年度は感染対策をしっかりおこない、各本部による分散開催としました。
【開催日】
◎名古屋本部:2022年11月6日
◎尾張本部:2022年11月6日
◎東尾張本部:2022年12月11日予定
◎西三河本部:2022年11月13日※中止
◎東三河本部:2023年2月12日予定
【名古屋本部】
◎開催日:11月6日(日) ◎会場:名古屋都市センター 14階 特別会議室
◎参加者:28名 ◎来賓:3名
□1部:「懇親のつどい」
□第2部 :講演会
「コロナ感染症の状況と今後の対策について」
講師 丸山彰一先生(名古屋大学医学部附属病院 腎臓内科学教授)
□第3部 :「マジックショー」
マジシャン:粉川和幸さん
□参加者の感想:
・難しい点もあったが、重点的でわかりやすく役に立ちました。
・コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種時期の重要性がよくわかりました。
・マジックショーはとても楽しかったです。
【尾張本部】
◎開催日:11月6日(日) ◎会場:小牧市中部公民館3階 学習室
◎参加者:30名
□参加者の感想:
20年30年の長期透析者を招いて表彰しました。皆さん自分の足で来場され元気な姿であったのが印象的でした。「私の透析体験談」をテーマに発表された皆さんは透析のために生きているのではなく、楽しんで透析ライフを送っている事が共通していました。
◆名古屋市へ陳情を実施しました。(2022年度)
2022年11月17日(木)9:25~10:30
◆日 時: 2022年11月17日(木)9:25~10:30
◆参加者:愛腎協:高橋事務局長、
名古屋市腎友会:鈴木会長、松浦副会長、森田理事、高石、畔栁
計6名
◆陳情項目:
1.重度心身障害者(児)医療費助成制度に対する単独事業の継続をお願いします。
2.自立支援医療(更生医療)の継続をお願いします。
3.歩行に障害がある透析患者を無料送迎している施設への助成制度を検討してください。
4.重度障害者福祉タクシー券と福祉特別乗車券などの交通助成について要望があります。
5.大規模災害に備え透析患者の命を守る環境を作ってください。
◆陳情項目他での名古屋市と愛腎協・名古屋市腎友会参加者との回答・フリートーク:
■陳情項目1、2について
◎名古屋市回答→「引き続き継続します」
■陳情項目3について
◎名古屋市回答→「障害者福祉サービスと移動支援制度で支援しています。」
★腎友会・愛腎協意見→「しかし、歩行の不自由な透析患者は、病院の無料送迎車(家→病院→家)の代わりに
重度障害者福祉タクシー券(120枚支給)を使用しても年間152日(報復で304枚必要)の透析施設通院にかかる費用としては足りません。
福祉サービス・移動支援では、透析患者通院の利用条件に合わない人が多く使えません。」
■陳情項目4について
◎名古屋市回答→「重度障害者福祉タクシー券を複数枚使用できるように検討しています。」
★腎友会・愛腎協意見→「タクシー及び通院手段についてアンケートをおこない結果を報告します。」
■陳情項目5について
◎名古屋市回答→「腎友会が発行している災害マニュアルを拝見しました。愛知県透析医会災害対策委員長伊藤功氏とも相談し、
透析医療機関用の災害対策マニュアルを作成できるよう検討しています。」
★腎友会・愛腎協要望→「腎友会の災害対策マニュアルは災害に対する「心構え」なので「起こってからどうするのか」とういう内容で作成してほしいです。」
□陳情署名集計結果
愛知県 | 名古屋市 | |||
---|---|---|---|---|
署名 | 4,022枚 | 19,311筆 | 966枚 | 4,620筆 |
募金 | 5,811,049円 |
平松修名古屋市健康福祉局長に著名用紙集を提出する 鈴木則子名古屋市腎友会会長、中央は仲介役の加藤一登名古屋市会議員 |
◆2022年度 災害対策セミナーを開催しました。
2022年10月16日(日)10時~12時
◆日 時:2022年10月16日(日)10時~12時
◆会 場:愛知県白壁庁舎内 2階 ボランティア学習室
◆参加者:28名
◆講 演:「愛知県透析医会 災害時透析の取組
~透析患者さんに知っておいて欲しいこと~」
◆講 師:伊藤 功先生(愛知県透析医会 災害事故対策委員長)
■【内 容】
1.東南海地震と広域災害
2.透析医療と地震災害
3.地震災害の透析患者心得
4.透析医療の共助
5.愛知県透析医会の災害対策
6.さらに困難となる透析災害対策
■【質 問】
Q1.愛知県透析医会が作成したQRコード付の透析患者IDカードはどこで貰えますか?
A.各施設には災害対策委員がいるので確認してみて下さい。
Q2.透析施設では独自の災害マニュアルを作成していますか?
A.愛知県はありません。東京都と岩手県では透析医療用の災害対策マニュアルがあります。
■【参加者の感想】
◎地震災害の透析患者の心得、透析医療の共助や県や市に透析医療の災害対策が重要であることが伝わりはじめて良かったと思います。
◎自助、共助、公助の大切さもわかりました。日頃から自分でも準備しておかなくてはならないことがわかりました。
◎普段聞けない貴重なお話しが聞けて大変勉強になりました。
講演をする伊藤先生 | 挨拶をする下前副本部長 | 質問をする参加者 |
講演会風景 |
◆名古屋本部 が「第1回勉強会」を開催しました。
「動脈硬化を防ぐには~運動療法と炭酸泉~」
2022年7月17日(日)10時~12時
♥日 時:2022年7月17日(日)10時~12時
♥参加者:10名
名古屋本部では「運動療法と炭酸泉について」第1回勉強会を開催しました。
講師は森敏彦先生(偕行会ウェルネスセンター主任、心臓リハビリテーション指導士)で、講義と実技をおこないました。解りやすい、有意義な勉強会でした。
◆愛知県議会議員と名古屋市議会議員との懇談会
愛知県、名古屋市に11月に提出する陳情書の内容の一部について、愛知県議会議員団・名古屋市議会議員団と意見交換をおこないました。
※陳情書名活動は7月~8月にかけて愛知県下の透析施設で実施中です。
◆愛知県議会議員団との懇談会
~懇談内容(陳情署名項目より)~ (1)重度心身障害(児)者医療費助成制度に対する県単独事業の継続をお願いします。
(2)高齢患者の通院支援・合併症を伴った患者の医療療養型病床の存続ならび特別養護老人施設の入所等総合的に配慮して頂けるようお願いします。
|
要望:重度心身障害者医療費助成制度に対する県単独事業の継続。
回答:愛知県で出来る事はしていきたい。引き続き、所得制限や年齢制限はしない。
6月17日 自由民主党 | 6月23日 公明党 | 6月30日 新政あいち |
◆名古屋市議会議員団との懇談会
~懇談内容(陳情署名項目より)~ (3)歩行に障害がある透析患者を無料送迎している施設への助成制度を考えてください。
(4)重度障害者福祉タクシー券と福祉特別乗車券などの交通助成について要望があります。 |
要望①:重度障害者タクシーチケットが1乗車1枚しか使用できないため複数枚使用したい。
回答:「1乗車1枚しか使用できないのはなぜかを調べてほしい。」
要望②:現在、福祉乗車券と重度障害者タクシーチケットのどちらかの選択しかできないのでガソリン券の選択肢も追加してほしい。
回答:「もし1乗車に複数枚使用出来る場合、ガソリン券を選択出来る場合に、新しくタクシーチケットを利用するか患者さんにアンケート調査をしてほしい。」
6月20日 日本共産党 | 6月21日 公明党 | 6月21日 名古屋民主 |
◆第1回 理事会・本部長会議を開催しました。
2022年5月22日(日)10時00分~15時30分
◆日 時:2022年5月22日(日)10時00分~15時30分
◆会 場:愛知県白壁庁舎 4階 中会議室
◆参加者:理事会10名、本部長会議12名
【理事会】
2021年度の決算報告と会計監査報告をおこないました。
2022年度予算・役員・活動方針の案についても協議しました。
代議員総会で報告後、会員様には「道標127号」にてご確認いただけます。
【本部長会議】
第8回代議員総会の開催方法や2022年度愛知県・名古屋市の陳情項目などについて説明をおこないました。各本部からは2021年度の活動報告・決算報告と2022年度の活動予定について発表がありました。
第1回理事会風景 | 第1回本部長会議風景 |
◆2022年 移植セミナーを開催しました。
2022年4月24日(日)13時30分~16時00分
◆日 時:2022年4月24日(日)13時30分~16時00分
◆会 場:豊橋市民病院 3階講堂
◆参加者:70名(内スタッフ20名)
◆来 賓:根本幸典衆議院議員、丹羽洋章愛知県議、中村竜彦愛知県議
■講演第1部
「愛知県での移植医療の現況について」
「コロナ感染症、何を信じたらいいの?~ウイルス感染症を科学する~」
講師:豊橋市民病院 移植外科部長 長坂隆治先生
■講演第2部
「移植外科外来でどんな診療をしているの?」
講師:豊橋市民病院 移植外科副部長 岩瀬勇人先生
「移植に対する想い~提供する人・される人、それぞれの立場から~」
講師:豊橋市民病院 看護師 上村恵子さん
参加者の多くは「コロナ感染について今後どう対応すればよいのか?」とても関心があり、愛知県議会議員からも対応について質問がありました。
移植後帯状疱疹になった方からの質問には「50歳以上の人は誰でも身体にウイルスを持っていて、環境の変化やストレスがあると帯状疱疹になる」との回答でした。
岩瀬勇人先生からは「移植後の定期健診に蓄尿を提出してもらうが、特に塩分やリンが多い」と説明がありました。
上村恵子先生からは移植後の栄養指導について詳しく解説していただきました。
長坂隆治先生 | 岩瀬勇人先生 |
上村恵子さん | 移植セミナー風景 |
◆地域腎友会交流会を開催しました。
2022年4月17日(日)13時00分~15時00分
◆日 時:2022年4月17日(日)13時00分~15時00分
◆会 場:愛知県白壁庁舎 2階 ボランティア学習室
◆参加者:13名
【内容】
◎報告事項
①NPO法人名古屋市腎友会は、感染対策をしながら会議の開催や行政への挨拶を行いました。「世界腎臓デー」のオンライン配信へも参加しました。「イオン幸せの黄色いレシ-トキャンペーン」へも参加をしていますのでイオンモールNagoya Noritake Gardenで箱を見つけたらぜひご協力をお願いいたします。
②春日井地域腎友会は、感染対策をしながら医療講演会の準備のために打ち合わせや行政への年末挨拶も行いました。
◎審議事項
各地域腎友会の活動内容を発表し、今後の活動についても話し合いました。春日井地域腎友会からは「タクシー券から春日井市へ登録している店舗で物が買える福祉応援券に変わった。その年から重度障害者給付金が廃止となったが気がつかなかった。今年度は、福祉応援券を96枚から120枚にする署名・陳情を予定しています。」
※各地域でも福祉の後退について調査を行う必要があります。
※何か情報がありましたら愛腎協や地区本部や地域腎友会までご連絡ください。
◆第51次 国会請願・JPA署名活動結果報告
~皆様ご協力ありがとうございました~
この度はコロナ禍による難しい状況下、ご協力いただき誠に有難うございました。国会請願だけでなく「透析患者の命と暮らしを守る」活動を今以上におこなってまいります。「透析患者の生活しやすい環境」を作るためにみんなで力を合わせて頑張りましょう!
第51次国会請願行動は、新型コロナウイルス感染拡大が続いており、透析患者など基礎疾患を持つ人は感染リスクが高いことから、東京での国会内集会は中止し、地元の議員事務所を訪問し、国会議員に直接署名を渡す方法で請願行動を行いました。
■署名を提出した国会議員
◎衆議院議員:
吉田統彦、熊田裕通、中川貴元、古川元久、工藤彰三、神田憲次、伊藤渉、丹羽秀樹、鈴木淳司、長坂康正、八木哲也、石井拓、重徳和彦、今枝宗一郎、根本幸典、本村伸子、青山周平、山本左近
◎参議院議員:
大塚耕平、里見隆治、伊藤孝恵、酒井庸行、藤川政人 (敬称略、順不同)
署名 | |||
国会請願 | JPA | ||
3,843枚 | 19,998筆 | 3,738枚 | 19,128筆 |
募金総額 | |||
6,242,826円 |
◆2022年1月25日に愛知県から要望事項3つについての回答をいただきました。
2022年1月25日(火)
No. | 愛腎協要望 | 愛知県回答 |
---|---|---|
1 |
ワクチンの接種率、効果の発現については地域によって差がありますが、早急に3回目のワクチン接種をお願い致します。 1月6日現在全国で人工透析患者の感染者は2,677人、死亡者数423人、愛知県124人死亡者数17人となっております。 |
本県では、オミクロン株の感染拡大を受け、接種間隔を前倒して3回目のワクチン接種を進めております。 慢性の腎臓病を含む基礎疾患のある方については、1月13日から接種間隔を6か月に前倒して接種できることとし、かかりつけの医療機関において、接種券の到着を待たずに接種を受けていただけます。 また、接種券をお持ちの方であれば、県が1月24日から順次開設する大規模集団接種会場(6か所)においても、接種を受けることができます。 引き続き、迅速なワクチン接種に努めてまいります。 |
2 |
感染拡大すれば、重症化人数が増えてまいります。透析患者が入院できる施設が先回要望した時は27病院(新型コロナウイルス感染症患者受入医療機関79施設中)であるとお聞きしました。 引き続き人工透析患者が安心して療養できるよう各自治体、医師会、透析専門医が連携し、早急な対策にお取り組くださるよう宜しくお願い致します。 |
現在、透析患者については、患者受入医療機関83施設のうち、28施設で対応可能となっており、今後も医療機関等と連携し、更なる病床確保に努めてまいります。 |
3 |
透析患者の抗体カクテル療法である点滴静注射に関して、早期の確実な実施、入院困難な地域での外来での投与を推進されるようお願い申し上げます。 また、各自治体が医療施設において透析患者に対する治療薬の確実な確保を図られるよう引き続き宜しくお願い致します。 |
抗体カクテル療法については、使用する中和抗体薬(販売名:ロナプリーブ)のオミクロン株に対する効果が、従来株に比べ低下することから推奨されていません。 一方、中和抗体薬(販売名:ゼビュディ)と経口治療薬(販売名:ラゲブリオ)については、オミクロン株にも有効とされており、外来を含め、円滑に投与できるように体制を整備しているところです。 今後も、医療機関等と連携し、必要な治療体制の確保に努めてまいります。 |
◆「オミクロン株(新型コロナウイルス)感染拡大に伴っての人工透析患者の医療体制確保について」の要望書を提出
2022年1月14日(金)
2022年1月14日に大村秀章愛知県知事へ要望書(オミクロン株(新型コロナウイルス)感染拡大に伴っての人工透析患者の医療体制確保について)を提出しました。各地域へも同様に要望書を提出しました。
【提出日・提出先】
◎1月14日 愛知県・名古屋市 ◎1月26日 豊橋市
◎1月18日 豊田市 ◎1月27日 岡崎市
◎1月20日 一宮市