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患者様・会員様Q(question)&A(answer)

腎臓病・透析等について一人で悩まず愛腎協に相談してみませんか?

愛腎協事務局では、会員様・患者様の腎臓病・透析治療等の悩みの相談を受け付けています。

一人で悩まず愛腎協事務局まで連絡をください。待っています!!

Aさんからの質問と回答

以前、患者様のAさんから来た質問と回答を紹介します。(Aさん承諾済み)

質問内容

何をもって、慢性腎不全と診断されるのでしょうか?

BUNの数値は食事内容により大きく変化します。確かに透析を行うと下がりますが、下がった時と同じ数値が普通の食生活で、透析前でも実現できます。
クレアチニンの数値は筋肉量等により変化すると聞いています。
この数値からKt/V(標準化透析量)を算出することは出来ないのでしょうか?
後、ドライウエイトの算出ですが、担当医でもなかなか正確な数値は解らないみたいです!
ウエイトを増やすと排尿量は確実に増えます。これはドライウエイトが低すぎると言う事は考えられませんか?
心胸比で管理されている面もあるようですが、体質により心胸比がもともと大きな人もいると思うのですが。
どうも慢性腎不全の診断をされるけれど、どの数値で判断されているのかはっきりしません。

申し訳ありませんがその辺のところを教えていただけませんか?

専門医からの回答

①慢性腎不全とは
慢性腎不全は数か月ないし数年以上の経過で糸球体ろ過量が低下する状態をさします。 糸球体ろ過量は血液検査のクレアチニンの値によって判断することが最も一般的ですが シスタチンCで評価することもあります。

②Kt/Vについて
専門医の解説(透析ケア)を添付します→コチラ

③ドライウエイト
ドライウエイトを決める客観的な一意の基準はありません。 たとえば心胸比の増加、むくみの出現、血圧の上昇、肺うっ血、下大静脈径の増加などはドライウエイトを下げる根拠となります。 一方心胸比の減少、血液透析後半の血圧低下、血液透析後の患者の自覚症状、下大静脈径の減少はドライウエイトを上げる根拠となります。