2015年活動報告
◆診療報酬改定に関する要望書を竹内 穰厚生労働副大臣に提出する
平成27年12月8日(火)
平成27年12月8日(火)に安心・安全な透析医療を継続していただくために、竹内 穰厚生労働副大臣に診療報酬改定に関する要望書を提出しました。
全腎協に同伴して愛腎協の小野田桂三会長と伊藤寿男理事が出席しました。
要望事項
- 人工腎臓の技術料を引き下げないよう要望します。
- 透析患者が治療に必要な期間入院が出来るよう改定を要望します。
- 透析患者の社会復帰が出来るよう夜間加算などの改定を要望します。
愛腎協としては、若者の就労支援の為に3番目の要望事項を入れさせていただきました。 今回診療報酬改定に関する要望は愛腎協が全国に先駆けて行動した結果、 全腎協がそれをバックアップした形での厚生労働副大臣への要望となりました。 今後も診療報酬継続を各都道府県の腎協へ呼びかけていきたいと思います。
◆第10回市民公開講座を開催
平成27年12月6日(日)
平成27年12月6日(日)午前10時~12時、KDX桜通ビル8F中外製薬(株)会議室にて、NPO法人名古屋市腎友会主催、愛腎協共催で第10回市民公開講座が開催されました。
今回の講座は、プラスアセットパートナーズ(株)代表取締役の浦西稔先生を講師に招き「医療と介護の勉強会」と題して、1時間30分もの間「介護保険」についてしっかり学びました。 107名の参加者があり、介護保険の初歩的なところからわかりやすく解説していただきました。
出席者の中には看護師ら医療従事者や薬剤師、介護関係の方もいて、大変盛況でした。アンケート調査によると、「とても勉強になったのでもう一度聞いてみたい」と言う感想が多かったです。 参加者の皆様お疲れさまでした。
◆名古屋市へ陳情を行い、署名書を提出する
平成27年11月17日(火)
平成27年11月17日(火)午前9時55分より名古屋市役所本庁舎2階の会議室で名古屋市に対してNPO法人名古屋市腎友会と一般社団法人愛知県腎臓病協議会が合同で陳情を行った。 腎友会側が4つの陳情項目を述べ、名古屋市側からその回答をいただきました。 そして各項目に対しての質疑応答を行いました。 参加者は、名古屋市側13名、名古屋市腎友会・愛腎協側11名 (陳情署名結果:署名枚数1,148枚、署名筆数7,530筆)
■陳情項目と回答:
(1)透析患者の医療費給付の現状維持をお願いいたします。
★回答→現在の医療制度(自立支援医療、障害者医療費助成制度)を変える予定はない。
(2)重度障害者タクシー助成制度の改正をお願いしたい。(120枚を156枚(申請者のみ))
★回答→タクシー助成制度はあくまで、障害者の社会参加を目的としおりますので、
患者の通院の援助ということで増刷というのは、趣旨と異なるため現状維持ということでお願いします。(120枚)
(3)広域で大災害が発生しても人工透析治療ができるように名古屋市が災害対策への取り組みに努めてください。
★回答→透析患者が災害時に速やかに透析ができるように情報発信・援助等に努力していきたい。
(4)透析患者が特別養護老人施設に入所できるように努めてください。
★回答→透析患者の特別養護老人ホームの入所は送迎面、食事管理面から非常に困難な状況になっている。
平成27年4月1日の調査では入所者数9名である。今後医療ケアが必要な介護施設の必要性が増すことから、
名古屋市では平成27年9月に医療対応型特別養護老人ホームを1か所整備した。ベット数は100床である。
この施設は医療機関の隣接、看護師の24時間対応である為、医療依存度が高い方への入居が促進される。
今後の透析患者が安心して入所できるように特別養護老人施設を整備していく所存である。
◆腎移植・CKD・骨髄バンク普及啓発イベントに参加
平成27年11月14日(土)・15日(日)
平成27年11月14日(土)、15日(日)の2日間にわたり、名古屋栄広場にて、腎移植、慢性腎臓病(CKD)撲滅、骨髄バンク、難病支援等を中心に
「~本田美奈子の{想い}から音楽と共に生命を考える~」と題して医療と音楽の融合イベントが開催されました。
2年前から愛腎協も協賛し、今回で3回目となります。
「生きるために生きる」テーマで啓発活動を実施致しました。
イベントの趣旨に賛同して頂いた、アーチストや患者会の皆様、各支援団体など、多くの皆様が参加して、普及啓発活動に御尽力頂きました。
応援の皆様有難うございました。
◆透析患者の為の市民公開講座が開催
平成27年11月15日(日)
講座」が西尾張本部の主催で開催された。
講演は1部、2部とあり。第1部では「介護制度について」のタイトルで講師は介護支援専門員・介護福祉士の太田雅人先生でした。
第2部は病院看護師による「透析食について」でした。
来賓には、岡本充功衆議院議員、足立詔子あま市議会議員が出席されました。
参加者数は定員80名研修室で63名と大盛況でした。関係者の皆様お疲れ様でした。
◆慢性腎臓病(CKD)対策講演会in岡崎が開催
平成27年11月8日(日)
平成27年11月8日(日)10時から岡崎市福祉会館6階大ホールで「慢性腎臓病(CKD)対策講演会in岡崎」が開催された。
講演のタイトルは「最近よく話題になる慢性腎臓病とは何?~皆で考えよう腎臓につて~」 で講師は岡崎市民病院腎臓内科統括部長の朝田啓明先生でした。
来賓には、内田康宏岡崎市長、新海正春愛知県議会議員、杉浦久直市議会議員、 医療法人 葵 筒井修一理事長、岡崎メイツ睡眠・腎クリニック 院長 森康充先生が出席されました。
参加者数は168名と大盛況でした。関係者の皆様お疲れ様でした。
◆臨時理事会が開催される
平成27年10月24日(土)
10月24日(土)10時~12時 愛腎協 事務局で臨時理事会が行われた。
議事項目
1.上半期の愛腎協決算報告と各本部決算報告について
2.第80回東海ブロック会議
(ロジワールホテル豊橋)の報告
3.115号道標について(来年2月発行予定)
4.組織運動について(組織委員会・広報委員会・災害対策委員会)
5.大会について(来季5月22日開催予定)
6.その他
※このたび各本部から組織委員、広報委員、災害対策委員が選出され今年度中に各委員会が第1回会議を開催される予定です。
◆愛知県下14か所で臓器提供キャンペーン開催
9月末から10月にかけて臓器提供街頭キャンペーンが、愛知県下14か所で行われました。各地域で計466名の皆様が参加されました。皆さまお疲れさまでした。
◆愛知県議会議長へ陳情署名を提出
平成27年9月17日(木)
平成27年9月17日(木)午後3時。愛知県議会議長へ陳情署名書を提出した。場所は愛知県議事堂愛知県議会議長室。参加者は小野田会長他7名。
議長からは、透析について及びどうしたら透析にならないようにしたらいいのか?
特に食事療法について質問され、和気藹々(わきあいあい)とした陳情訪問でした。
■陳情項目
(1)透析患者の医療費給付の現状維持をお願いします。
(2)広域で大災害が発生しても人工透析治療ができるように愛知県の各自治体が連携して災害対策への取り組みに努めてください。
(3)透析患者が特別養護老人施設に入所できるように配慮してください。
■平成27年度の愛知県への陳情署名・募金の結果
陳情署名数は、5,938枚、40,318筆
募金は、5,101,336円でした。
御協力有難うございました。
◆第2回理事会、第2回本部長・副本部長・事務長会議が開催
平成27年9月13日(日)
第2回本部長・副本部長・事務長会議(午後1時~3時)が開催された。
理事会では、上半期の収支報告がされ、いかに経費節減するかについて話合われ、国会請願に行く人数や、来年度大会や役員報酬、就業規則、運営規則等を協議した。
午後からの本部長・副本部長・事務長会議は、各本部の活動報告、会員入会状況、上半期の会計報告と会費について、理事会での決定事項を踏まえての報告がされた。
会費について今年度は10月からの途中入会については月割りで、来年度は6月までは年会費で、7月からは、月割でと報告された。
10月中旬に各病院に配布される国会請願署名の協力がお願いされた。
◆一宮けんこうまつりでCKD(慢性腎臓病)キャンペーンを行う
平成27年9月6日(日)
平成27年9月6日(日)に一宮市民健康まつりで、尾張本部がCKD(慢性腎臓病)キャンペーンを行いました。
参加者14名のうち大雄会第1病院看護師4名が参加。 朝からの降雨にもかかわらず、300枚のCKD解説パンフレットを配布。 相談人数は97名うちアンケート回収81枚と慢性腎臓病にとても 関心をもっていただいた。
◆春日井市総合体育館で、2015健康・救急フェスティバル開催
平成27年9月6日(日)
平成27年9月6日(日)春日井市総合体育館で健康・救急フェスティバルにて 「あなたの腎臓大丈夫」と題してCKD(慢性腎臓病)キャンペーンを東尾張本部第1支部協賛で啓発活動を開催致しました。
当日、雨にもかかわらず、お子様づれで、たくさんの来場者が来られました。
PRブースでは腎臓移植・透析予備軍・慢性腎臓病の啓発活動を行い来場者には、
定期健診状況・CKD透析認知度・現在の健康状態等を簡単なアンケート式にして約240人の方に答えて頂きました。
貴重な回答を分析して、春日井市健康福祉部に報告を行い今後の健康啓発活動に繁栄させていただきます。
応援の皆さま大変お疲れ様でした。
◆CKD対策講演会in瑞穂区が開催された。
平成27年9月6日(日)午前10時~正午
平成27年9月6日(日) 午前10時~12時 名古屋市立大学病院 4F 第一会議室で「CKD(慢性腎臓病)対策講演会in瑞穂区」が行われました。
約80名が参加しました。
来賓挨拶は、西本裕美子先生(医療法人幸世会理事長、中京厚生クリニック院長)が行いました。
第一部は「慢性腎臓病(CKD)の勉強会―なぜ、今、慢性腎不全の最大の原因が糖尿病?―」の題目で、
吉田篤博先生(名古屋市立大学病院 地域医療連携センター長・臨床工学室長)が講演されました。
吉田先生の質問に対して、自分の回答を色紙(赤・黄・青・白・緑)を使って答えるという聴衆者参加型の講演方法で、とても楽しい講演でした。
第二部では 愛知県警察本部 生活安全課 地域安全情報係から小澤一久警部を迎えて、地域安全として、空き巣やスリ、振り込め詐欺等の犯罪の実態について学びました。
◆愛腎協女性部『名古屋市港防災センター』で防災体験を行う。
災害の恐ろしさを身をもって知る。
平成27年8月9日(日)午前10時~
平成27年8月9日(日)10時から約2時間。
「名古屋市港防災センター」にて、防災体験研修を実施し、愛腎協女性部15名が参加しました。
震度7クラスの地震体験、伊勢湾台風の3D映像、煙避難の体験。また救命講習を約1時間、救急車が到着するまでの間、
速やかに心臓マッサージをすることとAEDの取扱について受講しました。
シャントに気をつけながら、実際に30回の胸骨圧迫を約15~17秒。それを3回実施しただけで、クタクタになりました。
周りの人と協力して、手分けして救助する必要性を感じ、防災の心得として大切なことを多く学びました。
ぜひ、皆さんも、一度体験にお出かけになっては、いかがですか。
■名古屋市港防災センター
名古屋市港区港明1-12-20
電話052-651-1100・月曜休館
※体験ツアーは要予約
◆豊橋市で第2回市民公開講座が開催された。
平成27年8月2日(日)午前10時~
平成27年8月2日(日)AM10:00~12:00。
豊橋保健所講堂。
第2回市民公開講座
(主催:東三河本部、後援:豊橋市)
が開催されました。
参加者:85名。
講演終了後多くの質問がありました。
第一部講演:
「糖尿病と腎臓病を防ぐ生活と食事」
講師:安田宜成先生(名古屋大学准教授)
第二部講演:
「糖尿病から腎臓を守るやさしい食事」
講師:鈴木富夫先生(名古屋文理大学准教授)
座長 山川大志先生(豊橋市民病院腎臓内科部長)
◆豊橋市腎友会 第4回定例総会
平成27年7月12日(土)午前10時~
平成27年7月12日(日)AM10:00~12:00
アイプラザ豊橋2F小ホールで豊橋市腎友会の第4回定例総会が開催されました。
参加者は77名でした。
第1部の総会に引き続き
第2部の講演では
、
森田弘之先生
(森田シャントアミロイド治療クリニック院長)が「人工透析のアミロイド症に対する外科的治療(内視鏡治療)」のタイトルで講演をおこないました。
講演終了後、森田先生が希望者の方に直接診察を行い、多くの方が診察を受けられました。
◆公明党議員の皆様と「災害対策」について、要望及び意見交換を行う
平成27年7月18日(土)午後1時15分~
平成27年7月18日(土)13時15分~14時に公明党愛知県本部で愛腎協と公明党の団体懇談会が開催された。
公明党からは、荒木清寛、魚住裕一郎、新妻秀規参議院議員、伊藤渉衆議院議員、渡会克明愛知県議会議員、福田誠治、佐藤健一名古屋市会議員が出席し、
愛腎協からは小野田桂三会長をはじめ他10名が出席した。
■災害対策の要望
(1)避難所に透析施設の情報の開示をお願いしたい。
回答→日本透析医会災害時情報ネットワークを活用し、被災・避難した人工透析患者の状況把握、受入透析医療機関の確保、広域搬送の調整等を行っており、
平成23年度3次補正予算においては携帯電話でも対応可能とするとともに、地図情報とも連動させた。http://www.saigai-touseki.net/result/#01
(2)個人で透析施設への通院の場合は緊急車両の許可証は発行してもらえるのか?
回答→個人の緊急車両は認めない。
(3)通院の為のガソリン緊急チケットが発行してもらえるのか?
回答→貰えない(個人の緊急車両は認めない為)
(4)避難所の充実 特に福祉避難所の整備が遅れている。
回答→避難所、福祉避難所は少しずつ整備している。スーパーマーケットや工場等の民間の施設を避難所にするには、
行政が管理しなければならないので備蓄品等の問題もあって、財政的にすぐにはむずかしい。
県議会議員から、2点アドバイスがあった。1つ目は是非各市町村の消防署を訪問して、
災害対策について尋ねてほしい。2つ目は各病院の送迎バスを緊急車両として登録してほしい。
◆東尾張本部 第一支部主催の「医療講演会」開催
平成27年7月5日(日)午前9時45分~
愛腎協・東尾張本部第1支部主催で7月5日(日)春日井市グリーンパレス 大会議室においてテーマは、「知っておきたい薬の話」と題して講演会を開催致しま した。
講師には春日井市民病院の成瀬友彦先生をお招きし約1時間半の講演でした。当日は患者様、ご家族様などで約70名の参加をいただき熱心に先生のお話を聴かれました。
成瀬先生にとって顔なじみの患者さんが多くどこか同窓会的な和気あいあいな雰囲気の中、書面では書ききれないほどの多くの貴重なお話しを聞くことができ、今後の透析生活に大いに参考になると思います。
◆名古屋市会議員団4党(自民・公明・民主・共産)との合同懇談会
平成27年6月25日(木)午後12時20分
11月中旬に行う名古屋市への陳情に伴って、名古屋市会議員団に対しての四党(自由民主党、公明党、民主党、日本共産党)
合同懇談会をNPO法人名古屋市腎友会と合同で、6月25日(木)午後12時20分から名古屋市役所東庁舎4階第一委員会室で開催した。
■懇談内容
①障害者医療費助成制度について
②重度タクシ―助成制度の改正をお願いしたい。
③広域での災害が発生しても人工透析ができるように愛知県の各自治体が連携しての災害対策への取り組みについて
④透析患者の療養施設の入所について
時間の関係上、第3番目の項目である災害について詳しく意見交換をした。
結果としては、災害時でも透析患者は定期的に透析を行わないと命に係わることの理解が浸透したようだった。
透析患者の避難所から透析施設までの移動手順は、厚生労働省から地方自治体に指示は出ているものの実際には進んでいないのが現状のようだ。
今後も各議員団との懇談会を継続して行うと約束をした。
◆愛知県議会議員団との懇談会
平成27年6月・7月
9月中旬に行う愛知県への陳情に伴って、愛知県会議員団に対して懇談会を6月から7月にかけて開催した。
①6月11日(木) 日本共産党愛知県議会議員団
②6月25日(木) 公明党愛知県議会議員団
③6月30日(火) 自由民主党愛知県議会議員団
④7月7日(火) 民主党愛知県議会議員団
懇談内容
①障害者医療費助成制度について
②広域での災害が発生しても人工透析ができるように愛知県の各自治体が連携しての災害対策への取り組みについて
③透析患者の療養施設の入所について
時間の関係上、第3番目の項目である災害について詳しく意見交換をした。
現状において、①建物の耐震性②自家発電設備の有無③水(一人当たり120リットル必要)の備蓄について3つが揃っている透析施設は殆ど皆無であるとのこと。
結果としては、愛知県会議員各党の議員団に災害時には、避難所から透析施設への緊急車両での移送をお願いした。
今後も各議員団との懇談会を継続して行うと約束をした。
◆第1回社員(代議員)総会開催
平成27年6月21日(日)
6月21日(日)雨の中、午前10時よりKDX桜通ビルで第1回社員(代議員)総会が行われた。参加人数98名で、当日代議員74名が出席し、委任状は43名分であった。総会に先立って40年長期透析者13名の名前を呼び上げ、 〝現在の透析医療と社会保障は先輩達の患者活動の賜物である〟と拍手でお祝いした。
■総会議事内容:
- 愛腎協新体制発足の経過報告と承認 (理事・監事)の件
- 新体制での事務局員紹介
- 定款一部変更について
- 平成26年度活動報告
- 平成26年度決算報告
- 平成26年度監査報告
- 平成27年度活動方針案
- 平成27年度予算案
- その他( 各本部CKD対策講演会予定について)
すべての議事内容については、賛成多数の拍手で承認された。