2025年活動報告
令和6年度第3回理事会・本部長会議を開き、役員の若返りと
組織強化を図る
目途で新年度からの理事の補充を決定
2025年3月16日(日) 10:00~12:00(理事会) 13:30~15:30{本部長会議)
愛知県白壁庁舎5階県会議室
令和7年3月16日(日)10時より愛知県白壁庁舎5階県会議室で「令和6年度第3回理事会」、13時30分より「本部長会議」が開催されました。
昨年6月の第10回総会で発足した安田会長、下前副会長、小久保事務局長(副会長)の執行部体制でしたが、執行部全員が就職組なので相対してじっくり話し合う機会も少なく、約9カ月の活動を経てようやく愛腎協の仕事の流れを理解できるようになりました。とは云え、事務局員の皆さんには相当負担をかけています。
さて、理事会・本部長会議では2024年度下期の活動報告を踏まえ、2025年度の活動予定と予算について審議いたしました。中でも、現理事会体制任期半ばではあるが、個人的理由で尾張本部の松浦大介理事が退任となり、また役員選考規定を一部改正した上で組織強化の意図で、合わせて4人の新理事補充候補者(下記)を決定いたしました。
◎ 伊東重行氏(名古屋本部) ◎ 鈴木則子さん(名古屋本部)
◎ 稲垣由理さん(尾張本部) ◎ 岩下克之氏(東三河本部)
午後からの本部長会議では、理事会での報告と愛腎協広報委員会、組織強化対策委員会、災害対策委員会、青年部、女性部の活動報告について情報共有し、各本部で活動を推進する旨確認しあいました。
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第54次国会請願活動が開催されました!!
2025年3月13日(木) 10:00~
東京都千代田区永田町の参議院会館1階講堂
毎年恒例の一般社団法人全国腎臓病協議会(全腎協)が主催する「第54次国会請願活動」が今年も3月13日(木)10時より東京都千代田区永田町の参議院会館1階講堂で開かれました。
定刻、「国民を腎疾患から守る総合対策の早期確立を求めるつどい」には全国の県腎会より147名が参加して始まりました。昨年末に急逝された池田会長に代わり、新会長に就任された玉置幸利会長が挨拶に立ち、「私が全腎協に入会した頃は約100万筆もの署名が集まったけれど、今年は約28万6000筆と3分の1以下であります。私たちの活動の趣旨は透析患者を増やさないこと、透析患者のQOLを高めることです。今、高額医療費の問題等についても改悪されないよう強く訴えて行きます。この度の第54次国会請願には有難くも225名もの国会議員の方々が紹介議員として受けて頂きました。感謝申し上げると共に更なる会員の皆様の支援をお願いしたい」と、語りました。
続いて、来賓として参加頂いた国会議員並びに秘書の方々より、順次、沢山の激励の言葉を賜りました。「つどい」終了後は各県夫々県腎協関係者が、各県で集めたそれぞれの署名を持って紹介議員の国会事務所を訪問し、直接署名用紙を手渡しました。
この日、愛腎協は、会員に一所懸命集めて頂いた署名用紙を、衆議院では丹羽秀樹議員、根本幸典議員、重徳和彦議員、古川元久議員、松田 功議員、本村伸子議員、長坂康正議員、大西健介議員、そして参議院では酒井庸行議員、藤川政人議員、里見隆治議員、伊藤孝恵議員の各事務所を訪問し、署名を手渡しました。
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▲ 「第54次国会請願活動」で全国の透析患者役員に挨拶する全腎協の玉置幸利新会長 |
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▲ 参議院会館 酒井庸行議員事務所にて |
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▲ 衆議院議員 本村伸子議員事務所にて |
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▲ 衆議院会館 丹羽秀樹議員事務所にて |
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▲ 衆議院会館 大西健介議員事務所にて |
名古屋市腎友会が守山文化小劇場でCKD対策講演会を開催
~名古屋市立守山北中学校・吹奏楽部の素敵な演奏会も行われ大好評でした~
2025年2月23日(日) 14:00~16:00
名古屋市守山文化小劇場
2025年2月23日(日)14時から名古屋市守山文化小劇場で、愛腎協地域腎友会の名古屋市腎友会主催(愛腎協名古屋本部共催・名古屋市・愛知腎臓財団後援)の「CKD(慢性腎臓病)対策講演会in 守山区」が開催されました。「慢性腎臓病(CKD)の予防」を名古屋市民に啓発する為に2011年から名古屋市内16区で順次開催してまいりました。今回の守山区で15区目の開催となりました。参加者は173名でした。
鈴木則子腎友会会長の主催者挨拶に続き、ご来賓の名古屋市守山保健福祉センターの柏木雅宣所長、名古屋市議会の小川としゆき議員、北野よしはる議員の皆様からご挨拶をいただいた後、第1部の講演会に入りました。
講師には愛知医科大学教授、病院では、腎臓・リウマチ膠原病内科部長の「石本卓嗣先生」をお招きし、 「あなたの腎臓は大丈夫?~慢性腎臓病の予防に向けて~」と題して、腎臓の役割、腎臓病の診断、慢性腎臓病と腎炎・ネフローゼの治療、腹膜や血液透析等腎代替治療、移植についてご講演していただきました。 非常に分かり易く説明され、会場から「病気には気を付けないといけない」との感想が聞こえてきました。
講演会に続く、第2部には、 「名古屋市立守山北中学校吹奏楽部」の皆さんによる、楽しく賑やかな演奏会が行われ、それまでの緊張気味な会場のムードを和やかにしてくれました。吹奏楽部の皆さんからは「学校外での初めての演奏会で、とても嬉しく楽しかったです」との感想を頂きました。また、ご来場のご家族の方々も喜んでおられ、皆様に楽しんでいただけた良い講演会ができました。来年度は千種区で開催の予定です。お楽しみに!
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講演を行う石本卓嗣先生 |
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講演スクリーン (透析の原因の第1位は「糖尿病性腎症」 第3位は「腎硬化症」です) |
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演奏を披露する名古屋市立守山北中学校の吹奏楽部の皆さん |
尾張本部 談話会を開催
2025年2月23日(日) 10:30~12:00
小牧市まなび創造館4階多目的室
2025年2月23日(日)10時30分~12時、小牧市まなび創造館4階多目的室で尾張本部談話会が開催されました。
毎年の尾張本部勉強会を、今回は談話会として、透析に関する悩みについてフリートークで話し合うことにしました。それぞれ参加者が透析をはじめて以来の悩みや辛かった体験などを語り合いました。
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第3回 東尾張本部会議を開催
2025年2月23日(日) 10:00~12:00
春日井総合福祉センター・第4集会室
2025年2月23日(日)10時から春日井総合福祉センター・第4集会室で第3回東尾張本部会議が開催されました。
2024年度の活動報告と会計報告、2025年度活動方針と予算、第13回定期大会、2025年度愛腎協会費値上げ、代議員交流会等について報告と説明が行われました。
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第3回 名古屋本部会議を開催
2025年2月16日(日) 10:00~12:00
名名古屋都市センター・第4会議室
2025年2月16日(日)10時から名古屋都市センター・第4会議室で、第3回名古屋本部会議が開催されました。
2024年度最後の会議で次年度へ向けて活動予定、役員、会員募集ポスター作製等について調整が行われました。
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第99回全腎協東海ブロック会議を名古屋市で開催しました
2025年2月15日(日) 10:00~17:00
名古屋都市センター14階第4会議室
2025年2月15日(土)10時から17時まで、名古屋市中区金山にある名古屋都市センター14階第4会議室で「第99回全腎協東海ブロック会議」が開催され、愛知・岐阜・静岡の各県腎協役員が一堂に集まり2025年度の東海ブロック活動について大所高所から検討し、日程等を決定しました。
東海ブロックからの担当理事選出については岐阜県から新理事候補を推薦し、愛知・下前君夫理事、静岡・大屋竜二理事の留任をお願いいたしました。
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東海ブロック会議の様子 |
第4回 青年部会議を開催
2025年2月9日(日) 10:00~12:00
名古屋市市政資料館第4集会室
2025年2月9日(日)10~12時、名古屋市市政資料館第4集会室で第4回青年部会議が開催されました。
3月2日(日)開催の青年部勉強会・総会についてスケジュールや役割分担などを打合せ。また来年度の活動予定を検討しました。
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「災害対策講演会」を開催し「能登半島地震」での体験談を
石川県腎友会の山本富士夫理事長に講演していただきました
2025年2月2日(日) 14:00~16:00
名古屋都市センター14階特別会議室
2025年2月2日(日)名古屋都市センター14階特別会議室にて愛腎協「災害対策講演会」が開催されました。講師にNPO法人石川県腎友会の山本富士夫理事長をお招きし、 「能登地震を体験して」をテーマに講演して頂きました。
2024年元日(月)16時10分に起きた能登半島地震ですが、ちょうどその時、金沢市内の病院で山本理事長は透析を行っていて、大きく揺れる中、病院スタッフさん達の冷静な対応で大きな揺れをやり過ごし、その後穿刺した針は残したまま1時間半待機されたそうです。そして病院の判断で3時間のみ透析して帰宅されました。月曜日で2日空きの3時間透析だったので十分な除水は出来ず、日頃の体重管理(水分管理)がいかに大切な事 かを体験したと語られました。
地震直後、石川県内の47透析施設の内7施設が透析が出来なくなりましたが、日本透析医会のネットワークと石川県透析連絡協議会を通して1月4日までには透析出来なくなった患者さん全員の受け入れ先が決まり、透析治療が受けられる様になりました。
また、被災された透析患者さんの手記も披露され、次の透析がいつできるのか非常に不安な状況や、避難所生活ではリン・カリウムを気にしながらの食事だったので、個人での備蓄の大切さを痛感された事、病院内での透析スタッフの対応等とても貴重な「生の声」を聞くことができ、大変有意義な講演会でした。
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災害対策講演会会場 |
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体験談を話す山本理事長 |
代議員交流会が開催されました
2025年1月26日(日) 11:00~15:00
愛知県白壁庁舎5階県会議室
愛腎協の安田明義会長が「代議員の皆さんともっと意思疎通を図りたい」という思いから、代議員交流会が去る令和7年1月26日(日)11~15時に白壁庁舎5階県会議室にて開催されました。
当日は23名の代議員の方々がご出席くださり、安田会長、下前君夫副会長、小久保和広事務局長、吉田勤監査の4名の役員が迎える形で開かれました。役員からの挨拶の後、代議員の皆さんへのお知らせとして、一つは就労継続支援A型事業所のRITA株式会社による求人の案内、二つ目は組織強化委員会から会員勧誘の成功例・失敗例募集の2件についてありました。
午前の部を終えて正午近くとなり、皆で美味しいお弁当を食べながら、しばし和やかに過ごした後、本題の意見交換会が始まりました。
各自の自己紹介、次に、広報委員会で「語り部」を担当している長屋善彦委員から、国と自治体による透析医療費助成の仕組みとその存続危機が語られました。
次に、定期大会で意見が出た愛腎協スローガンや大会決議を再考のため意見を募りました。
最後にフリートークとして代議員の皆さんから自由にご意見を述べてもらいました。
ふだん会って話すこともあまりない役員や代議員同士がこうして一堂に会し、食事も共にして和やかに会話し、忌憚なく議論する貴重な機会となりました。今後もこうした機会を設ける予定です。
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代議員交流会の模様 |
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昼食風景 |
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参加者全員での記念撮影 |
愛腎協執行部が医療関係者を訪問しました
令和7年1月、恒例行事になっています新年のご挨拶のために愛腎協執行部として21日に医療法人偕行会グループの川原弘久会長、23日に名古屋大学医学部附属病院の丸山彰一院長、ならびに藤田医科大学の湯澤由紀夫学長、そして30日に愛知県透析医会会長で藤田医科大学ばんたね病院の稲熊大城副院長を訪問いたしました。
先生方との会談の中で話題となったのは、①現在、透析患者の送迎費が病院経営の大きな負担となり、今後、患者の高齢化が進む中、負担額はますます大きくなるであろう事、②今後、患者数が50人以下の透析病院は経営難により廃業に追い込まれ、それに伴い透析に通えなくなる透析難民が発生しかねない事など、愛腎協として見過ごせない課題についてでした。
やはり透析患者の集団である愛腎協として声を上げて国県市町村に私たちの置かれている実情を訴え、どこに住んでいても質の高い透析が受けられるような仕組みにして頂かなくてはなりません。
陳情・請願により、先進国日本に相応しい透析の質を確保・継続できるように皆さんと共に声を上げ運動し、安心・安全な透析ライフを実現していきたいと願っています。皆様の協力をお願いいたします。
尚、2025年度に会長の諮問機関として「透析難民防止委員会(仮称)」を立ち上げ、情報収集と対策検討をして行きたいと思います。情報・関心のある代議員の方は、ぜひ愛腎協事務局へご連絡ください。
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川原弘久医療法人偕行会グループ会長のデスクに集合。 後列左から山田哲也偕行会理事長、安田明義愛腎協会長 |
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藤田医科大学の湯澤由紀夫学長(中央) |
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愛知県透析医会の稲熊大城会長(藤田医科大学ばんたね病院副院長)(中央) と愛腎協ならびに名古屋市腎友会役員の皆さん |
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写真左から名古屋大学医学部附属病院の丸山彰一院長、安田愛腎協会長、下前愛腎協副会長 |